こんにちは。長野市風間【山岸香織ピアノ教室】です。
ピアノ練習、最初は「やらされ」から入ることが多いですよね。
でも、ある瞬間から、それが「やりたい!」に変わることってありませんか?
今回は、そんなピアノが変わる瞬間について考えてみましょう。
練習が「自分ごと」になる時
「やらされ」の練習
多くのピアノ学習者、特に子どもの頃は、親や先生に言われて練習する時間がほとんどではないでしょうか。「今日はこれとこれを弾いてね」「間違えないようにゆっくりね」といった指示のもと、ただ指を動かす。時には、練習時間のタイマーが鳴るのを待ちわびながら、「やっと終わった!」と開放感を感じることもあるかもしれません。
この段階では、ピアノはあくまで「課題」であり、練習は「義務」です。
「やりたい」への変化
しかし、練習を続けていると、ある日突然、あるいは少しずつ、ピアノに対する意識が変わる瞬間が訪れます。
- 「できた!」の喜び:難しかった箇所がスムーズに弾けた時、先生に褒められた時、あるいは自分自身で「ここ、うまくいった!」と感じられた時。小さな成功体験が、次へのモチベーションにつながります。
- 音楽の楽しさに気づく:好きな曲が弾けるようになった時、あるいは自分が弾いている音が、まるで歌っているように感じられた時。楽譜の音符がただの記号ではなく、感情を表現する手段だと気づく瞬間です。
- 表現する楽しさ:自分が思い描いた音が出せた時、曲の情景を音で表現できた時。自分の感情をピアノを通して伝えることができる楽しさに目覚めるのです。
こうした経験を通じて、ピアノは単なる楽器ではなく、自己表現のツールへと変わっていきます。そして練習は、義務から探求と創造のプロセスへと変化するのです。
練習の質が変わる
「やらされ」の練習は、往々にして効率が悪いものです。早く終わらせたい、という気持ちが先行し、漫然と指を動かすだけになりがちです。
一方、「やりたい」に変わると、練習の質も劇的に向上します。
- 自発的な工夫:どうすればもっと上手に弾けるか、どうすればこの曲がもっと魅力的に響くか、自ら考えるようになります。指使いを工夫したり、テンポを変えてみたり、試行錯誤する過程そのものが楽しくなります。
- 集中力の向上:目的意識が明確になるため、練習への集中力が高まります。難しい箇所も、投げ出すことなく粘り強く取り組むことができます。
- 主体的な学び:先生に言われたことをこなすだけでなく、自分から質問したり、新しい練習方法を試したりするようになります。
最後に
最初は誰かに「やらされ」ていたとしても、諦めずに続けていれば、きっとピアノが「やりたい」に変わる瞬間が訪れます。それは、技術的な成長だけでなく、音楽と深く向き合う喜びを知る瞬間でもあります。
もし今、あなたがピアノの練習が少し億劫だと感じているなら、ぜひ一度、自分が「弾きたい!」と思える曲を探してみてはいかがでしょうか。その一歩が、ピアノとの新しい関係を築くきっかけになるかもしれません。
あなたにとって、ピアノが変わる瞬間はいつでしたか? または、これからどんな瞬間に変わってほしいですか?
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