😊幼少期~小学生時代
🎹ピアノとの出会いは、まるで魔法みたいだった4歳の頃
私のピアノの先生への道のりは、4歳の頃に始まりました。
テレビやレコードから流れるクラシック音楽に合わせて体を動かしたり、歌が大好きな母や祖母と一緒に歌ったりしている私を見て
家族が「こんなに楽しそうならピアノを習わせてあげたい!」と思ってピアノを買ってくれたのがきっかけなんです。
ピアノを弾いていると、まるで音楽が私をどこか素敵な場所に連れていってくれるような、そんな不思議な感覚に包まれました。
この感覚が本当に楽しくて、いつの間にかピアノは私にとってかけがえのない存在になっていきました。
💗小学校では合唱部でピアノ担当に!たくさんの経験を積みました
ピアノの上達が早かったこともあり、小学校では音楽の先生にスカウトされて、6年生の時には合唱部でピアノを担当することに!
当時は「こども音楽コンクール」で全国大会の常連校だったので、練習はかなりハードで、たくさんの曲をこなしました。
でも、このおかげで楽譜を読む力が自然と身についたり、たくさんのステージを経験できたことで、自分の好きな音楽を聴いている人に伝えられる喜びややりがいを感じられるようになりました。
この頃、顧問の先生が新しいピアノの先生を紹介してくださり、レッスン以外にもコンクールへの参加を勧められたり、コンサートで譜めくりのお手伝いをさせていただき、プロの演奏家の方々とお話しする機会にも恵まれました。
これらの経験がすごく充実していて、「私ももっと音楽の世界に深く関わりたい!」という気持ちがどんどん強くなっていったんです。
🎵音楽と私、そして新たな発見
中学では、ヴァイオリン音楽に夢中になりました。楽譜やCDをたくさん買ってきて夜遅くまで聴き込んだり、実際にピアノでヴァイオリンのパートを弾いてアンサンブルとソロ演奏の違いを楽しんだりしていました。
高校時代は、映画や読書、図書館通いの日々。
ソルフェージュや聴音で学んだことを活かして、好きな映画のサウンドトラックから楽譜を作ってみたりと、ピアノレッスンとは直接関係ないことばかりに熱中していました。
洋画・邦画問わず、新旧さまざまな映画を観て、登場人物たちの繊細な感情の動きに触れる中で、多感な思春期に独学で得た気づきが、今でも日々の生活にすごく役立っています。
📚音大~イタリア留学時代✈️~帰国後🗾
🏫音楽の奥深さに触れた学生時代
音大ではたくさんのコンサートに出かけたり、コンクールに挑戦したりと、音楽漬けの日々を送りました。
特に声楽の学生さんたちとの交流は、歌声の美しさの秘密を知るきっかけに。
ピアノの世界だけでなく、色々な音楽に触れることで、より広い視野で音楽を理解する楽しさを知ることができました。
🍝イタリアでの貴重な学びと異文化体験&演奏への変化🍷
山岸香織ピアノ教室の指導の根幹は、私がこれまでに国内外で積み重ねてきた学びと経験に基づいています。
🎹 演奏の根幹を変えた「国内外での学び」
卒業後、私はイタリアへ渡り、世界的ピアニストであるセルジオ・ペルティカローリ先生のもとで集中的に学びました。
ここでは、幼い頃から大切に積み重ねてきたものを一度立ち止まって見つめ直し、「ピアノからどのようにしたら豊かな響きを生み出せるか」、その基礎を徹底的に見直しました。
心に描く理想の音にたどり着くために、試行錯誤を重ねる日々でした。
特に、ペルティカローリ先生からご指導いただいたのは、その後の私の演奏の根幹を大きく変えるものでした。
それは、「手に負担がなく、柔軟性に溢れた演奏ができるテクニック」です。
✨ 合理的な奏法:身体と心に優しいテクニック
これまでは、時に力みや無理を伴いながら弾いていた部分がありましたが、ペルティカローリ先生の教えは、体全体の重みを自然に指先に伝え、不必要な力を徹底的に排除する、極めて合理的な奏法でした。
まるで楽器と一体になるように、最小限の動きから最大限の響きを引き出す術を学んだのです。
帰国後も、日本の先生方から、この「合理的なテクニック」を土台とした上で、生徒さんそれぞれの個性を最大限に活かすレッスンの方法を深く学びました。
その結果、まるで水が流れるように滑らかで、かつダイナミックな表現が可能になり、長時間の演奏においても怪我に悩まされることがなくなりました。
これは、ピアノを一生の友として歩み続けるための、何物にも代えがたい贈り物となりました。
この経験から得た「無駄のない、体に優しいテクニック」は、当教室のレッスンにおいて、特に忙しいお子さまや、本格的に演奏を追求したい生徒さんの効率的な練習と上達に役立っています。
🌍 文化的視点から広がった音楽の捉え方
また、イタリアでの生活は、私にとって大きな転機でした。
日本人と外国の方々では、文化や習慣、リズム感、体の使い方が全く違います。
それがピアノの演奏にも表れることに気づき、自分の考え方を見つめ直すことで、物事の捉え方がグンと広がりました。
この「異文化のリズムや身体感覚」を肌で感じ、自身のテクニックと融合させた経験は、私の音楽表現に大きな影響を与え、より自由で、開放的で、イタリアの豊かな太陽のような生命力に満ちた表現へと私を導いてくれました。
💖 演奏と心を結ぶ「心理学的アプローチ」
さらに、学生時代から興味を持っていた心理学の学びは、生徒さんの指導に欠かせない要素となっています。
特に、コンクールやステージ演奏において「緊張して人目が気になってしまう」生徒さんに対して、技術指導と並行してメンタル面のケアを行う際に役立っています。
音楽家として、舞台で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、心と体の両面からサポートいたします。
🙂個性を活かし、論理的に読み解く指導へ
当教室の指導の柱は、個性を最大限に活かすことにあります。
音符の読み方一つをとっても、ただ楽譜に書かれている指示を追うだけでなく、「なぜ作曲家はこの表現を選んだのか?」「この和音にはどのような意図が込められているのか?」という本質に迫り、楽譜を感覚だけでなく、論理的に読み解く大切さを指導しています。
自分で楽譜を深く理解し、表現の引き出しを増やしていく力は、やがて自立した音楽家として歩んでいくための鍵となるだけでなく
物事を多角的に捉え、筋道を立てて考える力、そして目標に向かって計画的に取り組む姿勢として、学業や将来の日常生活においても生徒さんを助ける重要なスキルとなります。
🎶 新しい変化への柔軟な対応
また、当教室ではクラシックを大切にする一方、現代の音楽への興味関心も重視しています。
ネットやテレビなどから流れる流行の曲に興味を示すお子さんも多いため、私も生徒さんの「好き」な世界を尊重し、クラシックというジャンルにこだわらず、柔軟にレッスンへ取り入れています。
昔ながらの良きものは大事にしながら、今の新しい変化を柔軟に取り入れていくことで、生徒さんの音楽への関心と視野を広げたいと心掛けています。
当教室では、これらの国内外での学びを融合させ、生徒さん一人ひとりの個性と目標に合わせた、技術的にも精神的にも無理のない、きめ細やかなレッスンを提供しています。
👰結婚、子育て、そして現在🏠
💖 母として、そして指導者として:心に寄り添うということ
そして、結婚や子育てを通して、新しい価値観に触れることができました。
この経験は、生徒さん一人ひとりの個性や、保護者の皆様のお気持ちに寄り添う上で、かけがえのないものとなっています。
40歳を目前に、ピアノ以外のプライベートも大事にしたいなという気持ちが湧き上がり、良い縁に恵まれ夫と出会い、結婚、出産と続きました。
子供が幼稚園に上がるまでは子育てに特に問題を感じていませんでしたが、集団生活に入ると、みんなと同じことをしたくない気持ちからなのか、一人だけ別行動をとることが増えました。
物事を深く考えたり、年齢より大人びた言動も多かったのです。
年中になって2日目には「かえりたい」と言って一日中泣き、3日目からは私と共に活動する同伴登園となりました。
2人目も欲しいと思っていましたが、流産も重なる中で様々な感情が湧き上がり、毎日の付き添いが苦しくなっていました。
その頃子供から
「おかあさん ぼく ようちえんで にがてなことを ずっとがまんして やらなくちゃ いけないの いやだ。」
という言葉を聞きました。
みんなと同じようにできることが良いことと思っていた私に、子供のこの言葉がハッと気づきを与えてくれました。
自分の感情に蓋をしたくないとの子供なりの小さな精一杯の叫びだったのだと思います。
こうしなければに強く縛られすぎていたなと気づかされました。
少し立ち止まって、周りに流されず自分の気持ちに正直に、とのサインだと感じました。
幸運にも夫や双方の祖父母が反対せず温かく見守ってくれていたこともあり、子供からの一言をきっかけに、それまでお世話になった幼稚園を退園し、自由度の高いオルナティブスクールに入学することにしました。
見学の際、子供の様子を見ていたスタッフの方が、
「障害とは異なるのですが、生まれながらの気質でHSC(人一倍敏感で繊細な気質を持つ特性)の要素が強いお子さんだと思います。
全てそうではありませんが、日本ではとかく『やらされている感』が強くなりがちで、同調圧力が強い傾向があるため、ご両親もこのお子さんもさぞ大変だったことでしょう。」
とのご指摘を受け、初めて聞く言葉に驚きましたが、子供を理解する上で大きなヒントになったことは確かです。
💖 心に寄り添う指導の原点
〜「みんなと同じ」を求めない理由〜
かつて、わが子の繊細な気質(HSC/HSPの要素)と向き合う中で、子どもが発した「苦手なことを無理して我慢するのは嫌だ」という一言が、私の指導の原点となりました。
この経験から、「やらされている感」をきっぱりと手放し、お子様一人ひとりの心のリズムと個性を大切にする指導を決意しました。
周りと比較せず、その子の感情を最優先するレッスンを実践しています。
✨ 大切にしていること
指導者として、またHSCの子を持つ親として、お子様の「違う」を「素敵な個性」として受け入れます。
レッスンでは「みんなと同じ」を求めず、心から「楽しい!」「弾きたい!」と感じられる、温かく、安心して続けられる場所であることを大切にしています。
🏠 忙しい保護者様へ
私自身も子育てと仕事の両立の中で、忙しさや、時間に追われる大変さを痛いほど経験してきました。
だからこそ、保護者の方の気持ちに寄り添い、少しでも負担を減らせるよう柔軟に対応いたします。
「無理なく、楽しく」をモットーに、お子様が音楽を心から愛し続けられるよう、一緒に温かくサポートさせていただきますね。
🍀 未来を育むレッスン:音楽を心から楽しむバトンタッチ
今までの様々な経験が、私のレッスンでの生徒さんとの向き合い方、家族や周りの環境との向き合い方、そして自分のピアノ演奏への向き合い方にも変化をもたらしました。
自分の心と身体を信じて、本当に心を動かされるものを選んでいく
そんな新しい音楽との付き合い方を始めてみようと思ったのです。
それがきっかけになっているかどうかは分かりませんが
以前より楽に自由にピアノで表現できるようになった、と感じています。
最近は、子供だけでなく大人やシニア向けのレッスンにも力を入れています。
芸術としてのピアノだけではなく
人が健康に幸せに生きるためのピアノも大切にしていきたいと考えています。
レッスンでは、生徒さんが心から音楽を楽しめることを一番大切にしています。
生徒さんから
「1週間に1度、先生のレッスンに来て新しい曲を知ったりいろんな話をしたり、家でピアノを弾いていると普段と違う気持ちを味わえてピアノを弾いていてよかったと思います」
という思い出に残る一言をいただいたこともあります。
ピアノを通じて本来の自分の気持ちに気づいたり、新しい感覚を発見して気持ちを自由にしてくださっていることをとても嬉しく思います。
「もっと知りたい!」「弾いてみたい!」という好奇心の芽を大切に育み
音楽を通して豊かな時間を過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。
音楽が、皆様の日常に幸せを運んでくれることを心から願っています。
山岸香織
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